私は仕事を丁寧にかつ効率よくこなすためには自分に“ゆとり”がないと発揮できないと思っています。
“ゆとり”というのは別に時間的なものではありません。精神的や肉体的といったものです。
医師として患者さんが病気にならないように健康指導している立場として、自分自身の体調管理さえできていなければ説得力は当然ないでしょう。
当院では透析患者さんと長年の付き合いをしていかなければならないですし、盆・正月も関係なく年中無休であります。
透析患者さんは完治するという事はなく生命維持のために透析を一生続けなければなりません。
ただそれだけを聞くと絶望的な考えにつながりがちですが、実際は透析を受けながらも仕事をバリバリされている方や、充分に透析生活を満喫されている方はたくさんいらっしゃいます。
患者さんというのはクリニックに来院し透析を受けるだけでなく、精神的な癒しも求めているはずです。
そのためには自分に“ゆとり”がなければ、精神的な癒しやパワーを与えてあげることも難しいと思います。
そこでまず、自分に“ゆとり”をKeepし続けるためにはストレスを持ち続けない事を常に心がけています。
自分にとってのストレス解消法は身体を動かすことです。
大学時代は水泳をやっていたので今でも泳ぐと水の中では雑念が取り払われ心が無になります。
ランナーズハイならぬスイマーズハイを感じられると脳内モルヒネが分泌され快感です。